東大泉の住宅
〜横長出窓のある家〜

「横長出窓のある家」
2階+小屋裏という最大ボリュームを平面的に3×2で分割した上、平行四辺形の敷地形状に合わせ南北でわずかにずらして配置。ずらしたことで生じる隙間はスリット状の開口部にすることで、家全体の風通しと各所に柔らかい光をもたらしている。1階はプライベートスペースで、将来的な増室にも対応できるように回遊性のあるプランニングとしている。2階はパブリックスペースで、階段室やキッチンの木製ボックスの周囲をダイニング、リビング、和室が取り囲む構成である。南側は1階から半間跳ね出して、さらにダイニングとリビングを貫く出窓が跳ね出し、2段階の軒下スペースを作ってこの家の特徴になっている。

  • 主要用途:専用住宅
    所在地:東京都練馬区
    構造規模:木造、2階建て
    構造設計:長坂設計工舎
    照明設計:中島龍興照明デザイン研究所

  • 敷地面積:109.90㎡
    建築面積:64.80㎡
    延床面積:121.23㎡
    施工:匠陽
    期間:2012年4月〜2013年5月

  • 写真:Ishii atelier