小田井の住宅
 〜通りみちのある家~

母屋を含む広い敷地の離れを建て替える計画で、建物は従来と同じく南北の庭を残して配置。メインの白いボリュームの上に、透過性のある木の屋根/壁をそっと被せたような構成である。外部の「通りみち」は、東側の敷地内通路横に平行に設けられ、両親が選択的に立ち寄れることを意識した場所である。本体の切妻屋根が連続して張り出した2層分の吹抜空間で、屋根を透明素材でつくり支持する壁を木製ルーバーにすることで、まもられながらも光や風を取り込んだ場所である。内部は、勾配天井の垂木を現しとして、梁上を開放することで各室を上部で一体的にしている。軒先まで大きく張り出した垂木は、棟木とそれを支える束をなくすことでより印象的な存在になり、「通りみち」にまで連続して内外をつないでいる。

  • 主要用途:専用住宅
    所在地 :愛知県清須市
    構造規模:木造2階建て
    構造設計:長坂設計工舎
    照明設計:中島龍興照明デザイン研究所

  • 敷地面積:310.92㎡
    建築面積:95.17㎡
    延床面積:108.42㎡
    施工 :誠和建設
    期間 :2013年12月~2017年2月

  • Hiroshi Tanigawa