年の瀬も迫って仕事自体は区切りがつき、今年最後のブログである。
今年はとにかく忙しく仕事に追われていた気がするが、その割に新たに竣工した物件がなくて残念。動物病院関係の案件がいくつか動いていて来年には着工できる予定なのでそれは楽しみにしたい。
継続しているのは手伝いで丸ごと1軒担当している10階建ての集合住宅で、それは来年4月には竣工する予定で現場が進んでいる。先日は最上階のコンクリート打設が終わって躯体検査を終えた所。用途も規模も未知ではあったが、やはり形になってくるとうれしいものだ。
建築基準法の改正と終わらない物価高・人手不足という波の影響をもろに受けたような一年だった気がする。設計の手間が増えたのはもちろん、確認申請の審査には以前の倍近くの期間が必要になった。工事費が上がる割には融資可能な額が上がるわけではなく、プロジェクトが立ち止まるような事態もしばしば発生。過渡期ゆえの混乱なのか、事態が落ち着くことを切に願う。
個人的にはJIA建築士事務所協会の杉並地域会に参加して、会合やいくつかのイベントに参加した。新たに建築関係の人脈が広がったのと、「建築家の本棚」という企画では登壇しておすすめの一冊を紹介。自らと本の関係に向き合う貴重な経験だった。杉並区の狭あい道路協議会委員にもなって、定期的な会合に参加しているのも新しい経験だ。
物議を醸した万博だったが自分の目で見て体験することができ、展覧会やオープンハウスにも度々訪れて良い刺激をもらうことができた。自宅と仕事場が離れて通勤生活が始まってちょうど一年というのも新鮮なことであった。
建築とは関係のない所では、0.07%という確率の検察審査員に選任されるというサプライズがあった。半年間の任期中に隔週で開催の検察審査会に出席。丸一日がつぶれるので大変だったが、世の中の闇と検察の闇を垣間見る貴重な経験をさせてもらった。
振り返るとがむしゃらに取り組みつつも濃密な一年だったと言えるだろう。来年は濃密さは継続しながら、それを自覚してもう少し余裕を持った日々を過ごせるとうれしいのだが。
来年もよろしくお願いします。
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