Connection-BLD.　 | 東京都杉並区の設計事務所：水石浩太建築設計室の注文住宅や店舗を中心とした実績紹介です

「段々スラブのあるビル」
1階が体操教室を行うスタジオ、2階が4つの店舗が入るテナントスペースといった複合施設。2階は隣接する同オーナーのカフェ入口部分から各店舗へアプローチする屋外広場を設け、全体を半透明スクリーンで目隠ししている。屋外広場は階段状スラブで構成され、2階各店舗をそれぞれ異なる面積と天井高でスケルトンとして個性を持たせている。1階の大面積のスタジオではスラブ形状が天井面に反映され、南側に行くに従って高く開放的になっている。構造的には1階をRC造の打放し仕上げとし、2階を木造として外壁にはデッキ材を張り、見た目にも1、2階を別の物として扱いながら、間の段々スラブを象徴的なものとしている。屋外広場は中立的な皆の場所でありながら各店舗の延長であり、隣接するカフェの延長としても機能する。