タオメンタルクリニック

駅ビル内のテナント内装工事である。心療内科に相応しい、プライバシーの確保と同時に落ち着いて話ができるような空間を目指した。患者と向き合う閉じられた診察室が中心となって、周辺諸室が緩やかにつながる構成である。また、いかにも病院といった内装は避け、なるべく家にいるような雰囲気にするため、やわらかな形態や素材を使用している。壁やテーブルを丸くして間接照明を用い、ファサードの全面スリガラスにはカーテンという柔らかな素材を透過させ、リラックスできるようにしている。

  • 主要用途:診療所
    所在地 :三重県津市
    照明設計:中島龍興照明デザイン研究所

  • 床面積:65.10㎡
    施工 :三洋電設
    期間 :2007年3月〜2007年7月

  • 写真:Yuko Tada