中原区の動物病院プロジェクト07

前回レポートから一ヶ月以上経つ間にどんどん進む現場。外装は壁に木が張られ、2階部分にも新たな外壁が張られ始めた。養生シートも剥がされ始めて、設計時にイメージした外観が現れつつある。真っ白だったボリュームは1階の木と2階のシックな表情のコントラストで存在感を増している。当初屋根の一部を切り落とす予定だった部分は、手間の割に見た目の変化はそれほどでもなさそうで、なおかつ機能的には雨仕舞いが心配ということでそのまま再塗装の色合わせのみで済ませることにした。

内部は天井も壁も下地のボード張りはほぼ終わり、仕上げのための下地処理をしながら一部では仕上げ自体も始まっていた。建具の枠が付いて一部の家具造作も始まっている。入口の自動ドアも設置されて、外壁から続く列柱と室内で露出する柱も連続して見えて、来訪者を包み込む感じがイメージできてきた。
2階への階段は動物病院では初めてつくる。住宅の階段とは違うけれども、家具のような存在にしたくて列柱と連続した木の仕上げに。少し粗めの木肌であるラワン合板仕上げにしてディテールも細かく指示した。

いくつか現場への指示が行き渡っていない部分があって修正をお願いした。改修ということもあって仕方のない部分と、大事にしてやりきらないといけない部分。特に患者さんから見える所は大事にしたい。見極めが大切だ。

2018/04/19