田園調布の家03

基礎の配筋検査を実施。工場でユニットに組んで現場で配置するため、おおむねきれいに配筋されている。今回は斜めの部分があったりスラブにレベル差があるため、コンクリートの打設方法も含めてちょっと複雑である。

毎回現場で言われることのひとつに、「こんなに鉄筋必要なのか?」ということがある。つまり、そんなに強く作る必要があるのかと。これについては構造設計を行って仕様を決定しているわけなので「はい」としか言いようがない。今回は特に形が複雑な部分があったり、大きな間口を確保する必要があるため、集中的に力が加わる部分や偏芯を考慮しなくてはならない部分が多かった。一般的に建築家が手掛けるものは仕様が簡潔されるような認定工法にも該当せず、デザイン的な要素もこのような所に影響してくるのである。

とはいえ、今回の鉄筋量には自分もびっくりした。駐車スペースとなるピロティ部分だが、ダブル配筋でなおかつ100ミリピッチ。さらに基礎梁の配筋量といったら住宅では見たこともないくらいのものとなった。車2台分の間口を確保することとと扇形に広がる平面形状が影響しているようだ。そこ以外の配筋量と比べると一目瞭然で、この建物の特徴がよく分かることにもなった配筋検査だった。

2022/06/28