中原区の動物病院プロジェクト

川崎市中原区で動物病院のプロジェクトが進んでいる。新築ではなく改装なんだけれども、木造2階建てアパートの1階部分を丸ごと動物病院にしようというもので結構大がかり。しかも築45年という、自分より一年先輩の建物をいじるというちょっとドキドキする案件なのである。
機能的には共同住宅という扱いだけれども、20㎡ちょっとの広さの部屋が1,2階それぞれ5戸並んでいる構成で規模は小さい。当然各戸を仕切る間仕切りが多くて構造的に大事な柱や壁も多いから、その中でどうやってプランニングしていくかとか、構造の変更や補強をしていくか、ということがまずもっての課題だろう。

すでに1階の住人には出払ってもらっていて、先日内装の一部を大胆に解体したのを見に行く。構造体の状態はまずまずだけど、色々な意味で・・・昔はこんなもんだったんだよなーと、あらためて思わされる。テナントとしては柱や壁がなるべくない方がよいのだろうけど、この際増やすような方向性で設計してもいいかも、などと考えている。「ガラッと変えてとにかくかっこよくして欲しい」とうクライアントの希望に応えるべく、気合い入れねば。

2017/09/02