新たに耐力壁となる部分に基礎を立ち上げ、土間のコンクリートも打設された。さらには土台が敷かれて柱が立って筋交いが入るという、新築の工程と同じように進む。今日は大工さんが4人も入っていた。
柱が抜かれる所は梁を補強。既存の梁を残してその下側に新たな梁を架けるので、パッと見結構アクロバティックな状態になっている。今回は鉄骨などを用いずに、それでも極力天井高を確保することが重要だ。
動物病院は医療機器などの関係で、それなりに天井高の確保が大事になる。人間の病院でも同じか・・・。でも診察室や入院室といった小さな部屋が多いのが特徴で、エアコンから分岐させる天井内ダクトのルートなども考えておかなくてはならない。これが結構太くて、気がついたら梁を超えられないというのは良くあることだから気をつけないと。
木造では基礎を30センチ以上立ち上げるのが普通だが、今回は床の高さを抑えるためにその基礎よりも低いところが床レベルとなる。そうすると床よりも高いところに基礎や土台が出っ張ってくる所があって、基礎を壊したり壁の中に納めたりというのがこれまたひと苦労だ。木造での店舗、しかも築年数の経っているものというのは今後も増えると思うけど、この辺りが要検討事項となる。
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