広尾の動物病院プロジェクト

新たな動物病院の現場が始まった。動物病医院ばかりでどういう訳だと思うけどありがたい話である。今度は渋谷区広尾のマンションのテナント、しかも2階。当然道路からの視認性はあまり期待できなくて、できるアピールはいくつかの看板のみ。正直初めてのケースなので最初は少し戸惑ったけれども、それゆえの良さもある物件だ。

テナントに面して避難用の共用廊下があって、内部と同じくらいの広さでほぼプライベートに使えてしまう。外待合にしようか、休憩場所にしようか、ちょっとした交流の場所にもなるだろうか。正面の階段を上がって来ることで、患者にとってはちょっと安心できる落ち着いた場所になるかもしれない。それに相応しい落ち着いたたたずまいの病院を目指す。それがなんとなくだけど広尾っぽさという気がしている。

最近続いた改修物件と比べると、構造補強など必要の無い純粋スケルトンからの工事だ。工期も短く現場はどんどん進む。金額調整にかなり苦労してホッとしている間もなく、現場に追いつかれないように先回りが必要となる。細かい納まりの確認と、早速仕上げを決めていかなくては。お盆休みに入ったらアウトだぞ。急げ急げ。

2018/07/13