すでに開業が迫っている現場はどんどん進み、壁や天井の下地も見えなくなってきた。こういう時には常に先行して様々な事を決めておかなくてはならない。急いで現場にサンプルを持ち込んで、施主にも来てもらって各仕上げの仕様を最終決定させる。それにしても暑過ぎて現場の職人さんたちには頭が下がる。左官屋さんがダウンしてしまったらしいけど、大丈夫かな。
今回の物件は既存のサッシをそのまま使ってファサードをつくるが、待合に面することになるその部分はガラス面が大きく開放的だ。さらには診察室側も見通しを良くしたいということで、結構スケスケな待合になる。天井には合板を張って小さな垂れ壁まで連続させることで、木の天井が浮かんだような待合になると思う。この開放性が共用廊下の方にも連続してゆくといいのだが。
Copyright (c) MIZUISHI Architect Atelier All Rights Reserved.