富士見台の動物病院プロジェクト04

コンクリート工事には優しい季節になってきた。職人さんたちの職場環境としてもずいぶん楽になってきているし、コンクリートが固まる速さという意味でも最適な季節である。

型枠を組み立てては鉄筋を並べるという順番で、コンクリートを流し込むための壁が立ち上がりその上には床が組み上がる。構造設計者との配筋検査が各工程で行われ、先日は検査機関による中間検査も問題なく合格した。いよいよ1階のボリュームが全貌を現し、打放しコンクリート打設へ。

よく晴れた青空の元、何台ものミキサー車からコンクリートが次々と流れ込んで行く様子を眺めた。以前は居ても立ってもいられなくて職人に混じって必死に型枠の壁を叩いたこともあった。しかしその時から打設当日にあたふたしても仕方ないということを痛感してもっぱら現場の職人さんたちに完全にお任せすることにしている。10人以上の各職種の人たちがそれぞれの役割に従って手際よくコンクリートを流し込んでいく様子は見ていて飽きない。

打放しなのできれいに打設されていることを願うのはもちろんだが、Pコンの位置などにもかなり気を使う。想定していたところ以外でも現場でどうしても必要と言われた箇所があって、どう処理しようか模型を持ち込んで頭を悩ませたりもした。今回は特に道路側から見たときの仕上がりを丁寧にチェックしていきたい。さあ次は2階だ。

2023/10/31