新たな住宅のプロジェクトがスタート。久々の新築案件、しかも田園調布という素敵な立地だ。現調に向かう足取りも軽くなる。
田園調布は坂の多い地域で、今回の計画地もゆるやかな坂の途中にある。鉄骨造の既存住宅を解体しての計画となる。北側の隣地は2mほど地盤が高く、4階建ての集合住宅が新しく建ち上がったところだ。近隣商業地域ということもあって周辺の敷地内にはどこも余白が少なく、高度地区制限による勾配屋根もおなじみである。
住居専用地域に比べて建坪・容積が緩い分、目一杯建てようとするとどうしても敷地形状や法的規制がそのまま建築の形になりやすい。今回もそのまま要望を整理すると最大容積でのっぺりとしたボリュームが想定されるため、奥行き感やちょっとした凹凸をつくる必要がありそうだ。敷地形状の一辺が斜めの変形敷地なので、そういった要素も利用することでプランに動きを出せる気がする。
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