小田井の住宅が住宅特集に掲載

2月に竣工した愛知県清須市「小田井の住宅」が新建築住宅特集8月号に掲載された。今号は「庭」特集ということで、この住宅での庭の扱い方に主なスポットが当たっている。
なんと言っても広い敷地の中に元々整備されていた芝生や庭木や生垣が印象的だったので、母屋を含めたそれらとの関係をつくるのが設計上のひとつのテーマに。実はぐるっと敷地を取り囲む生垣に関しては木製フェンスに取って代わってしまい・・・。周辺の家々でも未だに生垣に囲まれた風景が残っているのを見ると、ちょっと勿体なかったかな、と手入れをしない設計者は勝手に思う。この家の特徴である屋根の掛かった「通りみち」は自然な感じで人が集まる場所になっているようで、子供の笑顔も想像できて今後の使われ方がとても楽しみ。
雑誌の撮影は6月の梅雨の時期だったが心配をよそに晴れ渡った日となり、緑が映えるきれいな写真を撮ってもらうことができた。緑がMAX映える時期と言ってよい。次作でも雨や暑さを恐れず、このくらいの時期での撮影が理想だなあ、とあらためて感じるわけである。
どうぞ書店でお手に取って、できればご購入を・・・。

新建築住宅特集8月号

2017/07/31