堀ノ内の改修プロジェクト04

年末に向けて慌ただしい中、おそらく年内最後の現場となる堀ノ内の改修現場へ。内部は断熱材が入って間仕切り壁が立てられ始める。この時点では当然構造補強も終えていて、コンセントやスイッチといった設備関係もほぼ設置済み。浴室もハーフユニットが設置されて、あとは仕上げに向けて突き進むことになる。

今回のリフォームは助成金を利用しての耐震補強ということもあるが、それ以上に開けてびっくりの構造部材の劣化があったので、ここまで来ると安心したくなってしまう。がしかし現場に行くとタイル張りの割付やら現しになる既存梁の見せ方などなど、仕上げに関わる大事な判断があったことにハッとしてしまった。

特に2階で小屋組を見せるところは新旧の部材が混ざるので、どのような見せ方をするのがいいのかは悩みどころ。元々見せるための部材じゃないものをどこまできれいにするのか、古い金物もそのままでよいのか、経年変化した色に合わせることの意味、など悩み出したらキリが無い。信念があるとすれば、変にかっこつけないで正直に見せる、ということだろうか。それがまた難しい・・・。

2018/12/28