eゲーム教室の内装設計

小さな仕事の紹介で今年を締めくくろう。
息子を通じたお父さん友達からの依頼で高円寺の商店街の一角、テナントビルの一室をeスポーツ教室へと改装した。といっても壁と天井は以前の事務所仕様のまま手を付けず、配管用に床を上げていくつかの家具をつくるのがメインだ。

子どもを対象にした教室ということ、またeスポーツという画面を通してバーチャルな世界と対峙する競技であることに対して、手をつけられる部分には木材というリアル=自然素材を使用した。
床は住宅で使用する無垢フローリング、デスクはJパネルと呼ばれる杉積層パネル、棚には断面を見せたベニヤを採用している。一部の壁には掲示板を兼ねられる有孔ベニヤを使った。グループ学習向けのデスクは、5つの机が互いに向き合って特徴的だ。

こういった素材は保護者の安心感につながるようで好評いただいている。子どもたちは結構走り回ってしまうらしいが、それでも楽しくて通ってくれるならそれもまたよいだろう。教室の方向性も、時代の波に乗って色々な試みが楽しそうで、大きく飛躍することを期待している。

さて、今年もそろそろ終わりが近い。
コロナは相変わらず世界中で猛威をふるい、日本でも人々の不安は継続している。ここまで来ると本当に元の日常をそのまま取り戻す、ということには到底なり得ないのだろう。

建築の世界でも人手不足や建材不足が著しく、今年はウッドショックの影響は実感した年だった。竣工した物件としては動物病院の他は内装などの細かい仕事だったが、新築物件が2件進行している。

なによりとにかくたくさんの相談を受けた年だった。お声がけいただけるのは大変ありがたいが、なかなか依頼につながらないのは考えもの。しかし先々になんらかの形でつながることを信じて、ポジティブに捉えて進みたいと思う。
来年もよろしくお願いします。

2021/12/31